これはドアをあける鍵なんです

先日の3時間セミナーでのモデルさん。
モデルさんのなかでは珍しいタイプの腰痛をお持ちでした。
 
まっすぐに座っていると腰が重だるい。だる痛い。
けれど、
前屈も後屈も捻りも痛くない。
・・・まっすぐに座ってるときだけが、痛い。
いい姿勢をされているのである意味、常に痛い。
 
正直にいうと僕も唸りそうになりました(苦笑)
 
「痛いんだから、どっかに異常があるはず」
だから、
「疑わしいところを矯正してみる」
そんな方法もあります。
 
動作分析整体法は、あくまでも「すじみち」を自分の頭で考えていきます。
言うなれば、
「仮説を構築する」
わけです(だから、マニュアル化しづらいんです^^;)
 
どこに異常があるのか、ここか、あそこか、まずは矯正しちゃうか、ではなくて。
 
前屈でも後屈でも腰は痛くなくて、まっすぐなときだけ痛いという現象を説明できそうな仮説
 
をまず立てる。
 
この点が他の療法との大きな違いかも知れません。
そして、仮説が立てられないとき、この療法は本領を発揮できないかも知れません。

@ 
・まっすぐにしているときが痛い
これを説明しうる仮説が必要です。
同時に
A
・前屈では痛くない
・後屈でも痛くない
・捻っても痛くない
を説明する仮説を考えます。
そして、
@の仮説が、同時にAの仮説を補強するような、矛盾しないような、並び立つような仮説かどうかを検証するんです。
 
今回はこんなふうなすじみちで考えてみたんです。
どうやらそれで正解みたいでした(^^)
 
面倒くさいと思われますか(笑)。なれたら一分ちょいくらいです。
しかも、この考え方のメリットは計り知れません。
なぜなら・・・
 
どんな症状の人がきても、この考え方をするだけで突破口が開けるようになるからです。
 
ややこしい首痛の人、ややこしい肩痛の人、ややこしい膝痛の人。
どんな人がこられても、
@痛いときの理由が想像できて、A痛くないときの理由が推測できたら、なにをすればいいかがわかってしまうからです。
 
難しそうな、初めて出くわすような症状の人がこられても、この考え方が身についていればドアは開きます。
 
難しい症状にアプローチするのに難しいテクニックがいるわけではなくて、仮設を即座に作り上げる思考法を「持っているかどうか」なんです(^^)




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