院にこられるお客さまには症状があって、症状があるからには悪いところがあるはずで、それを正そうと僕らはしてる。
そこはなにも間違ってないはずなんだけど、
お客様の「話を聞いていくと」そこには症状があるから「困ってること」があるんですね。
【症状があって、困ってることが起こってくる】
変な話、症状があったって、困ってなかったら整体院や治療院には、、、行かない人も多いですよね?僕なら行かない(笑)
で、
変な話、悪いところを正すことができても、お客さんの「困ってること」が解消されてなければ、お客さんの生活の質があがってこないと思うんです。
さらに、
変な話、悪いところを正すのか、困ってることを解決してあげるのか、という自問があまりなされてなかったように思うんです。
悪いところがあればそれを正すのは当たり前すぎて。でも・・・
腰が痛い人がいて、検査したら股関節の異常が見つかって、それを矯正して、「ちゃんと矯正できました!」となって、、、
も、です。
もしこの人が、靴下を履くときに足が上がらなくて困っていて、それが解決されてなければ、、、生活の質があがってこないと僕は思うんです。
たとえば、こんな感じ・・・
「これをしようとしたら痛くて・・・(これが出来なくて困ってる)」
「わかりました。あ、ここがちょっと歪んでますね。矯正しときますね。はい、バッチリです」
「ありがとうございます。これはまだ出来ないですけどねえ・・・」
「いえ、もう正しくなってるからバッチリなんです」
「ええ〜、でも、これをしたらツライんです・・・」
「悪いとこが良くなったんだから、いいでしょ?」
「そ、そうなん・・・・。痛いままだけど・・・」
そもそも、僕らは、お客さまのためになにをしたんでしたっけ?というお話です(笑)
じゃあ、端的に。
この人が困ってることはなんなのか?
それができるようになるためには、なにをしたらいいのか?
そういう、ものの見方をする方法論もあっていいんじゃないか、と思うときがあるんです。
そこから「それが出来ないってどういうことなんだろう」という視点の転換が得られます。《どこがおかしいのか》ではなくて。
治す、正すのもアリなんですが、
【お客さまが困ってることを把握して】
【お客さまの生活の質をあげる】
ことを着地点にしたときに
【いま、なにをしたらいいのか】
が見えてきます^^
腰が痛くてお子さんを抱っこできないママさんが来られたときに僕たちが着地点にすべきなのは「ズレ」を矯正することなのか、「抱っこできるようにしてあげること」なのか、という話しです。
そして、後者の考えから「抱っこできるようになってもらうためには《どこを施術したらいいのか》がくっきり見えてくるということです^^
お客さまにも喜ばれますしね(^^)
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