検査でわかるのが果たして「原因」なのか、って思うときがあります。
僕がそう思うだけ、なんですけども(^^;
ただ、治療院にきてくださって。
検査をさせてもらって。
それでわかったことも、
「結果」だったりしますよね。
第何番腰椎がこっちに変位してる、とか。
こっち側の骨盤があがってる、とか。
こちらの足が短い、とか。
「そうなってる」ということは、「そうなった」という「結果」に近い位置づけだと思うんです(個人的に、そう思うということですが)
屁理屈ですけども、右側の骨盤があがってる「原因」がさらにあるわけですし^^;
先日、産後のママさんがお二人、来てくださいました。
お一人は膝痛。
両足そろえてしゃがみこんで赤ちゃんを降ろす。
赤ちゃんの背中に手を差し伸べて両足そろえて立ち上がる。
これを日々、繰り返して、
これをすると、今は膝が痛いんだそうです。
お二人目は、肩が挙がらず、整形で肩関節周囲炎と診断されたそうです。
赤ちゃんを落とさないように、振動を与えないように、
「しっかりと」かつ「ふんわりと」抱っこして。
抱き上げ、保持し続け、また降ろし、また抱き上げ、保持し続け、また抱き下ろす。
これを日々、繰り返して、
今は肩をひいたり挙げたりするにも制限があるんだそうです。
で、「原因」ってなに?って話しですよね(笑)。
たぶん、「一連の、それ」ですよね。
肩関節の変位とか膝関節の変形とか、骨盤の歪みから股関節の位置がずれてそこから膝に影響が、、、骨盤の歪みから背骨が曲がって肩の位置がずれて、肩の可動域に制限が、、、
という可能性がないとは言わないけど、
【話を聞いたら】話しを聞くだけで、ですよ!!、たぶん「一連の、それ」って言うと思うんです(笑)。
ずっとマラソンの練習に明け暮れていて、ある日、膝が痛くなりました。
「検査の結果、骨盤の歪みです」
とは言わないですよね???一連の、それ、ですよね?
症状の「スタート」がそこからはじまっているんだったら、
負担がかかってカチカチになっちゃったところとか、疲れているところを緩めてあげるだけで、「以前の状態」に戻ってきます。
抱っこするまえの、膝に、抱っこする前の、肩に。
それで、いいんですよね?
動作分析整体法は、「どこがズレているのか」じゃなくて「なにをしてそうなったんだろう?」という疑問を抱き続けます。
もしそれがわかれば「なにをして」がヒントになりますよね^^
【それをわかるために、お客様に興味をもって、寄り添うスタンスで在り続けます。】
【出産して、抱き上げ、抱き下ろす。それがどんなにしんどいことなんだろう?って想像することで、「見えてくる」からです。】
しんどいのは、身体が悲鳴をあげつつある、ということ。
そういう「人」寄りの視点をもてば、
5キロの重みをもって立つしゃがむ立つしゃがむ立つしゃがむ・・でどこが悲鳴をあげるのか?ということに思いに至ります。
その瞬間に、自分がなにを(どこを)すればいいのか、頭に浮かびます(^^)
同時に、もうその人(お客さま)を責められなくなります。
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