とあるママさんの身体の歪み。
歪みといってもどこか痛いわけではなく。
歪んでるのが自覚できるから、どうにかしたい、ということでした。
左側が後ろに行ってる。右にひねりづらい。
etc
ということでした。
身体にとって違和感のない馴染みやすいポーズもやや左後ろにねじれてる感じ。
真正面をむくとどこかに微かな違和感があって、右を向くと左背中にはっきりと違和感・・・
その姿を目にして、「あっ」って気がついたんです。
それって、左で赤ちゃんを抱っこしてる姿ですよね?って。
歪んでるとおっしゃるその姿に「赤ちゃん」をスポッと嵌めこんだら、ピッタリですよね、って。お客さまもこれには驚いてくださいました^^
おそらくは、この「ママさん」と「赤ちゃん」にとってその状態は、赤ちゃんもママにすっぽりおさまる安心できる状態になってるんじゃないかと僕は想像するんです。
で、これは、歪みなんでしょうか、不正なんでしょうか、って思うんですよ・・・
この業界では、産後のママさんって身体がゆがみまくる、骨盤が歪みまくるっていう風潮がないではなくて。
でも、ちょっとした想像で見えてる世界がガラッと変わると思うんです。
考えてみてください、【その人が生活しづらいように歪む】理由を・・・【その人が生活しづらいような、クセ】とか・・・
想像できないですよね???
その人が、その特殊な環境のなかで、生活しやすいように身体がトランスフォーム^^してるんじゃないんでしょうか?
この方の「歪み方」って赤ちゃんにとってはすっぽりくるまれるようなカタチになってるわけです。見事としか言いようがなかったです。
こういうママさんと赤ちゃんの生活が想像できてしまうと、「悪を正す」的な矯正テクニックはあまり必要ないんじゃないのかなあ、なんて思えてしまいます^^;
この業界にいると、どうしても《正常からどれだけ逸脱しているか》に目を奪われがちですが、《正常か異常か》という判断をのけたら、「歪み」ってとても【合理的】です。
合理的であればそれはもう、歪みとは呼ばないですよね(笑)
動作分析整体法は「歪みが身体を守っている」んじゃないか、と見立てて痛みを取っていく方法論です。
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