そもそも、検査でなにを探してたんでしたっけ?

   

膝痛の人が3人いたとして
ある人はしゃがむと痛いと言い、
ある人はしゃがむのは平気だけど正座はまったく不可、と言い、
ある人はイスに座って靴下を履こうとするだけで膝が痛い、と言い。
  
ここに一枚のレントゲンがあって、誰がみても変形性膝関節症だと診断しうるとき、
このレントゲンは上記の三人のうち、誰の膝の写真か。
  
なんていう話。
  
たしかにそこに異常は見受けられるけど、その異常から症状を決めるって難しいと思いませんか?
でも、異常があれば症状とリンクさせられるのが現状かと思うんですね。
  
異常があっても症状とリンクしていない可能性もまだ残っていますよね。
  
で。
動作分析整体法ではもっと直接的に「痛みとリンクしている動作はなにか?」を問いかけていきます。
たとえば、
「しゃがむと痛いけど、曲げるだけ(靴下を履くとか)だと痛くないし、伸ばすだけでも痛くない」
のであれば、
「しゃがむことと痛みはリンクしてる」って推測できます。
  
じゃあ、しゃがむ動作のなかで痛みの素となっている事柄を見つけたら、、、、それがこの人だけの膝痛の原因の可能性が高いです。
   
とてもシンプルな話なのですが、
痛みの原因を探し出して取り除こうとしているのであれば、
「イタイと言っているさなかになにが起こっているのか」
を見ればいいわけです。
  
レントゲンを撮っても、指先で膝関節の異常を見つけても、
「その時点で膝が痛くなければ、その異常は『まだ』膝痛の原因とは言えない」
というのが論理的な帰結です。
それは「痛くないときに起こっていること」でもあるからです。
   

実際に痛みを出してもらえたら、何をしたら痛いのかが推測できます。まさに痛みが出た瞬間のなかに、痛みの原因が隠れているはず。
だから、動作分析整体法は
「静止状態の検査」よりも、「動作痛が出たときに身体で起こっていたこと」にフォーカスしていくんです。
   
異常個所が知りたいんじゃなくて、「痛みとリンクしている箇所はどこか」が知りたいんですものね。
それがわかれば、、、、どこを施術すればいいのかがわかったってことですよね。
   
動作分析整体法を学んで役に立った、と言われるのは手技の精度とかではなく、
「どこを施術すれがいいかが『わかる』」ようになるからです^^
答えがわかってたら・・・そりゃ結果はでますものね^^




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